双方一目惚れの転職活動

2012.01.14

Sさんは、とある外資系メーカーA社で人事マネージャーとして活躍している人物である。語学に堪能で、頭も切れる大変優秀な人事だった。A社の採用については、ほぼすべての決定権を握っているといっていい。トップや現場の信頼感は絶大で、彼にさえ頼めばどんな人材でも引っ張ってきてくれる、というのが専らの評判だった。Sさん自身も自社の採用業務に命をかけている面があり、会社への貢献がどうのこうの、という以前に採用という業務が性に合っていたようだった。

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そんなSさんの元に、ある日我々は一人の人材を紹介した。マーケティングエンジニアのMさんである。長らくハイテクメーカーに勤務していたMさんは、事情があって転職活動しており、そのお手伝いを我々がしていた。Mさんの志向とA社の方向性に近いものを感じた我々は、早速SさんにMさんを推薦してみたのである。お見合いの結果は上々で、双方一目惚れ状態だった。SさんはMさんの人物とスキルに、MさんはA社のポリシーに惹かれ、是非いっしょに働きたい、と意気投合したのである。




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